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【 シンスプリント(過労性脛骨骨膜炎) 】

【 病因・病態 】

シンスプリント(過労性脛骨骨膜炎)は脛(すね)の骨(脛(けい)骨(こつ))の内側中下1/3に押した時の痛み(圧痛)、歩行時や走行時、ジャンプした際に痛みが出現します。
原因としては、走る量やジャンプ動作が増えたことによるオーバーユース(使いすぎ)です。
陸上部に多く、また、他の部活でもオフシーズンで走る量が一時的に増えた際に発症する傾向にあります。
疲労がたまり硬くなった筋肉(ヒラメ筋・後脛骨筋)が骨膜を引っ張ることで炎症を起こし痛みを出します。
成長期では骨の成長に筋肉の伸びが追いつかず、筋肉が硬くなりやすい為、成長期のスポーツ障害としてよくみられます。
また、土踏まずの低下(扁平足)や凹足などの足部アライメント異常、足関節の硬さなども原因の1つとなります。

【 診断と治療 】

治療は基本的に保存療法です。
走行時やジャンプ時のみの痛みであれば、練習量やメニューの調整、原因となる筋肉のストレッチング、足部の機能を高める為のエクササイズなどを行います。
安静時にも強い痛みがある場合には運動の中止が一定期間、必要となる場合もあります。
また、足部のアライメント異常の修正の為、インソール(中敷き)やテーピングを使用することもあります。
同部位の痛みに脛骨の疲労骨折もあり、レントゲン検査での鑑別が必要です。
安静にしても消えない痛みや再発を繰り返す痛みが続くようであれば、整形外科スポーツ専門医を受診してください。


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