【 骨粗鬆症と骨折 】
高齢者の3大骨折として橈骨遠位端骨折(手首の骨)と大腿骨頸部骨折(太ももの骨)、脊柱圧迫骨折(背骨)があげられます。どの骨折も転倒が原因で受傷することが多く、その後の日常生活に大きな影響を与えます。
この骨折を予防するには、骨粗鬆症を評価・治療することが重要です。
骨を強くし、骨粗鬆症を予防するには軽い運動やカルシウム・ビタミンD・たんぱく質などの栄養を摂取することが大切です。
また、どの骨折も転倒が原因となることから、転倒予防も重要になります。
最近ではロコモーティブシンドローム(運動器症候群:以下ロコモ)がよくテレビなどでとりあげられています。
ロコモは腰や膝の痛みなどから活動頻度が減少することで、下肢筋力やバランス、歩行速度の低下などの症 状をきたします。
ロコモの予防には膝や腰の痛みの改善はもちろん、軽い運動の習慣化が大切です。
骨折を予防する為の骨密度の検査や骨粗鬆症の治療、ロコモのチェックや予防体操を知りたい方は、整形外科専門医を受診してください。